外壁の防腐剤塗装というのは、木部の外壁材に塗布する防腐剤の事を指します。外部の木部に塗布する塗装材料は、大きく分けて2つの種類があります。
外壁の防腐剤塗料は着色メインの物と防腐メインの物と別れる
基本的には、外壁の防腐剤塗料は大きく分けて防腐効果をメインに考えた物と、着色をメインに考えた物に分かれます。
キシラデコール等の防腐作用を主として作られた塗料
木塀や木造の外壁等に塗る、防腐作用がとても高い塗料です。
現在は、木部を塗装するという作用ではなく、木造の構造材に建築基準法の規定に沿った通りに塗布する材料として、使われる事が主流です。
今でも、その高い防腐作用により、木塀や外壁の塗装として使われている事もあります。 キシラデコールの他に、クレオソート、オスモグリン等があります。
着色をメインとした防腐剤配合の塗料
ガードラック等の、様々なカラーがある防腐剤配合の塗料です。
キシラデコール等は1色しかありませんが、ガードラックは茶系や黄色系をはじめ、赤やブルー、ホワイト色等も有り、大変多彩です。
近年、外部の木部の塗料と言えば、ガードラックを使う事が非常に増えました。
防腐効果を最大限に生かすか見た目とバランスを考えるか
防腐剤のパワーをふんだんに生かしたいのであれば、キシラデコール等の防腐を主として作った塗料をオススメします。
ただし、ガードラックの様にカラーバリエーションは無く、キシラデコールが茶色~黄色、クレオソートが黒系~こげ茶系、オスモグリンが深緑~薄い緑、この程度のカラーバリエーションにしかなりません。
何回塗布するかにより、色の濃さが変わっていきます。
防腐塗料はリフォーム店と相談しながら決めよう
どちらも、新しい木部に塗布する場合は一般的な吸い込みですが、木は時間が経過すると吸い込み力が高くなってしまうので、リフォームの際は沢山の塗料を使ってしまう場合が大半です。
キシラデコール等の防腐を主として作った塗料は、その確かな防腐力の為に高価です。
その為、リフォームで使うと高上りになってしまう事があります。
時には防腐塗料が必要無い様なお家の場合も有りますので、しっかりとその面はリフォーム会社とご相談される事をおすすめ致します。
それでも、高い防腐作用を味わいたい場合は、キシラデコール等の防腐を主として作った塗料を選びましょう。
見た目のカラーを重視した防腐塗料を使いたい場合は、ガードラックを選びましょう。