外壁リフォームで悩むことの一つに、外壁材の選択がありますね。今まで通りのモルタルでもいいけれど、デザイン性を考えると、サイディングやタイルに変えたい。そういうご要望は多いと思います。
でも、サイディングやタイルは費用が高く簡単には手を出せません。
また、予算に余裕が有る方の中でタイルは人気ではあるのですが、最終的にはサイディングで落ち着くことが最近では多いようです。ではなぜ、タイルではダメなのでしょうか。
タイルの外壁は今までは重ね張りが出来ない欠点がありました
豪華さや耐久性という点では、タイルの右に出る外壁材はないはずですが、もちろん、タイルが選ばれないのには、それなりの理由があります。
まずは値段の高さがネックになります。リフォーム方法にしても、金属系サイディングのように軽くないので、重ね張りができないのが難点です。
外壁を解体した上での張り替えになると、廃材も出ますし工期も長くなりますから、結果、リフォーム費用も割高になってしまいます。
今までの外壁タイルのデメリットを克服した「カルセラ」
ところが最近、従来のタイルの持つ欠点を克服した新製品が出ました。それが超軽量タイル「カルセラ」です。
まず何と言っても、重さが普通のタイルの3分の1しかありません。
水に浮かぶほどの軽さですから、今までできなかった重ね張りもOK! しっかりとした施工さえ行えば、地震で剥がれ落ちることもありません。
外壁リフォームの費用に余裕があるのであれば、たとえば、1階部分には汚れに強いカルセラを重ね張りしつつ、2階部分は塗り替えで、モルタル壁ならではの風合いを活かすというリフォームも可能です。
しかもカルセラは、美濃焼の技術を継承した本物の磁器タイルですから、コケや藻が付きませんし、色落ちや変色を心配する必要もありません。また、色の豊富さを活かして、それこそどのようなデザインでも可能です。
しかも「カルセラ」はメンテナンスフリーで50年もちます
しかもカルセラはメンテナンスフリーで、耐用期間は約50年。
普通のタイルよりもお値段安めですので、50年という期間で比較すれば、サイディングを張った場合よりも、おそらく200万円前後はお得ではないかと思います。
ただ、技術を要する施工になりますので、評判等が良い確実な業者さんに依頼される事がおススメです。
もちろんその点は費用対効果の問題になります。今の家を25年維持したいと考えるか、それとも終の棲家として50年は持たせたいと考えるかで、答えが変わってくるのは当然です。