最近は外壁リフォームでも、従来の外壁を塗り替えるというより、サイディングを採用したカバー工法などが人気では有ります。
しかしそんな中、外壁塗装の方法として見直されて来ているのが、昔ながらの自然素材である漆喰や珪藻土を使った塗り壁です。
外壁材で珪藻土は今注目されている素材です!
サイディングのような画一化された工業製品よりも、自然素材だけが持つ温かみが再評価される時代になったということでしょうか。
また、デザインにしても塗り壁では、コテやローラー、刷毛などの使い方一つで、様々な表情を作り出せます。
なお、以下では、特に珪藻土の特徴について説明したいと思います。
珪藻土の外壁って一体どういったものなの?
珪藻土というのは、珪藻という藻の一種が化石化したものです。
古い時代から塗り壁材として使われていた漆喰とは異なり、珪藻土が外壁塗装の素材として利用されだしたのはつい最近のことです。
とはいえ、私たち日本人に馴染みの素材だったのは事実で、昔懐かしい七輪やコンロに使われていたのが、実は珪藻土でした。
そのことからも分かるように、「不燃性」は珪藻土の大きな特徴の一つです。言い換えれば、火事に強いということですね。
珪藻土は機能性が高く環境に良い!
また、高い「脱臭性能」や「調湿性能」が備わっていることも、珪藻土の魅力となっています。
調湿性能は吸放湿性能と呼ばれることもありますが、要するに湿度が高いときには水分を吸収し、低くなれば放出するという働きです。
ですから、カビやダニの発生を抑えつつ、快適な空間で過ごしたいという人は、内壁に珪藻土を採用したりします。
また、シックハウス症候群の原因とも言われているホルムアルデヒドを吸着・分解する働きがあることも知られています。
珪藻土の扱いには技術を要するので外壁業者選びは重要
ただし、珪藻土の場合、性質として固まりにくいため、実際に外壁塗装などに用いるには、漆喰などの他の素材と混ぜ合わせなければならなく、相応の技術が必要になります。
しかしそれは言い換えれば、いろんなデザインが可能ということを意味します。
なのでこういった外壁工事をご検討されているのであれば、信頼できる業者さんに依頼される事をおすすめ致します。