外壁サイディングの剥離が起きる理由と正しい対処の仕方
《目次》
せっかく「長持ちする」と聞いて外壁サイディングへリフォームしたのに、数年で剥離が始まってしまった・・・。
そう言う声を時折お聞きする事が御座います。こう言った事が起きる時期としては冬場や春先が多いです。
サイディングが剥離してしまった時の原因や補修方法
窒素系サイディングは、何らかの影響でサイディングに水が回ってしまい、凍害により剥離を起こしてしまう事があります。
原因は、これらが挙げられます。
- サイディングに傷をつけた
- サイディングにひびを作ってしまった
- 釘の留め付け方が良くない
- 施工中に大きな負荷がかかってもろくなった
- シーリングが硬化して隙間が入った
こう言った感じで普段は表面が非常に強くて丈夫な窒素系サイディングなのですが、これらの事が原因で凍害を起こして剥離を発生させてしまう事がございます。
このような現象は、昔の12㎜のサイディングを張ったお宅によく見受けられます。
薄く安価な材料ですので、表面加工や素材に問題があるのか、とてもクレームが多かった材料です。
今は廃盤になり、1番薄いサイディングは14㎜と改定されました。
サイディングが剥離した時の補修ポイント
剥離部分を綺麗にしパテと塗料で元通りにする
現状のサイディングを活かし、サイディングを元通りに近く復帰させる方法です。
まずは、剥離した部分をサンダー等で綺麗にし、プライマーを塗布してパテを塗りつけて形にします。
その上から塗装をし、現状に近づけた状態にします。サイディングの張替えが無いので、安価に復帰させる事が出来ます。
サイディングを張りかえる
剥離したサイディングを綺麗に取り外し、新規でサイディングを張り付けます。見た目も周りの外壁としっくりくるので、1番スッキリ解決させる方法です。
しかし、メリットとしては同じサイディングが廃版になっていると、この方法は不可能となります。
サイディングは年々廃盤になっていくので、ご自分の家のサイディングが今もあるとは限りません。
また、取り換え部分のみ丁寧に剥がして新規で張り付けるとなると、手間と廃材費用もかかってしまいます。
こちらの方法の方が高価になってしまいますが、見た目にも内容もオススメです。
また、注意して欲しいポイントとして、こう言ったサイディングの補修を行う時には安かろう悪かろうの業者では無く腕の良い評判になっているリフォーム業者を選定しましょう。
出ないと誤った原因で発生した判断になってしまい、同じ事の繰り返しになってしまう事もありますので注意です。