ステンレスの屋根でもメンテナンスで忘れず塗装が必要です!
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ステンレスと言えば、独特の質感なので、塗装をするという考えにはなかなかいかないと思います。
一般的なドアや枠等にステンレスを使った場合は塗装をする事はあり得ませんが、ステンレス屋根に関しては10年~15年をめどに塗装を行う必要が有ります。
常時日光や雨風から家を守っている部分なので、しっかりと対処を行い家を長持ちさせましょう。
ステンレスの屋根でも定期的に塗装は必要です
しかし、ステンレス屋根に塗装なんかして、きちんと塗膜を馴染ませる事が出来るのか?という疑問ではないでしょうか。
確かに、ステンレスの表面は硬くて緻密な平滑状態な物なので、塗料が付着しにくい性質があります。
塗装をしても剥離してしまう可能性が高いので、念入りな下地処理をする事で塗膜を保つ事が可能となります。
ステンレスの屋根の塗装工程の流れ
少し手間がかかりますが、以下のような塗装工程でステンレス屋根に塗装を行う事が望ましいです。
既存ステンレス屋根清掃
汚れや油分ほこりなど、高圧洗浄機で入念に綺麗に取り除きます。この工程をこまめに行わなければ、ステンレス材への塗料の付着が乏しくなります。
サンドペーパー掛け
表面をザラつかせて塗料の付着を高める為に、サンドペーパーを使い目荒らしします。屋根全体に平均的にサンドペーパーを掛けて、塗料の密着を高めます。
屋根全体に行うので物凄い手間となってしまいますが、塗膜の付着が乏しいステンレスにはとても大切な工程となります。
屋根の下塗り
エポキシ系の防錆塗料を用い、隅から隅まで塗布します。屋根の軒天の折り返し部分もきちんと行い、塗布ムラが無いよう行います。
中塗・上塗り(塗装工程)
ステンレスには、ウレタン樹脂系、シリコン樹脂系、フッ素樹脂系の塗料が望ましいです。ウレタン樹脂系塗装が1番安価ですが、耐久性は1番乏しいです。
ステンレス屋根はメンテナンス塗装を忘れずに
このように、他の板金と違い手間は物凄くかかってしまいますが、ステンレス屋根の塗装はとても重要なメンテナンスです。
ステンレスは錆び難く劣化しにくい最高の屋根材料ですので、塗装状態を更に高める事で、屋根の耐久性を上げる事が出来ます。
いくらステンレス屋根でも放置しておくと、塗装ではカバーできずに高額な葺き替え工事になってしまう事も有るので、早めに対処されて下さいね。