外壁仕上げ材に使う木材の耐久性は、外国製の木板より国産の木板の方が日本の建物には富んでいます。
その理由は、外国産木材には日本にある木材腐朽菌に弱い物があるので、日本で外壁として使うと腐食しやすくなってしまう事があります。
外壁に木を用いた時の耐久性や特徴まとめ!
代表的なのは、ボンゴシ材等は日本で使うと劣化が早いと言われています。
特に木材は、その土地の気候や性質等に合う物を使うと、耐久性が大きく変わる性質があります。
外壁に使う日本製の木板ですが、オススメなのが杉材です。
杉材の解りやすい耐久性の高さは、一分十年(いちぶ じゅうねん)と言われている事です。
一分というのは建築の単位であり、3㎜の事を指します。一分十年=3㎜厚で10年持つ、という事になります。
一般的には外壁の板材は四分板以上を使う事が殆どなので、四分でも40年持つという計算になります。
日本製と外国製の木の外壁材の違い
日本製の杉材で出来た板であれば、無塗装でも40年持ちます。
更に、その上に防腐保護塗料を塗布するので、更に耐久性を高める事が出来ます。1度外壁に張って防腐塗料を施すと、メンテナンスフリーと言えます。
木材自体の寿命は問題ありませんが、外壁面を綺麗に保つ為には5年に1度は木材保護塗料を塗布するようにしましょう。
外壁に使う板材の殆どが、外国産です。業者から提示される板材の見本の多くは、外国産を提示される事が大半です。
耐久性を考えて、日本産の杉材を使ってみると良いでしょう。
日本産の木の外壁はメンテナンスフリーの物もあります
業者に頼むと日本産の杉材の見本帳を持ってきてくれるので、その中から選ぶと良いでしょう。
日本産の杉材は外国産より高価ですので、1度に支払う金額は大きくなってしまいます。しかし、木材のメンテナンスを一生しなくて良いというのは物凄く大きなメリットです。
外壁に木を使って耐久性を高める為には、日本の杉材を選びましょう。