住宅の場合、屋根の断熱というのは施工されておらず、天井裏にブローイング等の断熱材を吹く事で室内の暖房調整をしております。
天井裏のブローイングは300㎜程ありますが、どうしても年数が経つ事で偏ったり沈んでしまうので、その効果は新築の頃と比べて下がってしまいます。
その為、屋根のリフォームの際に、建物の断熱性能を高める為に屋根の断熱工事を行うお宅も増えました。
屋根の断熱材リフォームにはいくつか工事の方法があります
屋根の断熱材リフォームは、次の3つの方法があります。
①屋根野地板の上にFP板を貼る方法
屋根改修の際に板金を全て取り除いた後、FP板を敷き詰めて野地垂木に釘打ちをしていく方法です。
屋根全体に断熱材を敷き詰める事が出来るので、建物断熱性能が上がります。 1番簡単で手間のかからない、屋根断熱方法です。
②屋根野地板の下面に発泡ウレタンを吹付け
建物の小屋裏に入り、野地板の裏面(下面)に発泡ウレタンを吹付けます。
野地垂木廻り等もみっちり隙間なく吹付ける事が出来るので、断熱性能がグッとあがります。
屋根を貼り直さなくても、建物の小屋裏にさえ入り込めれば施工出来ます。施工にかかる料金は、1番高くなりますが、断熱効果は1番です。
③屋根野地板の下面にFP板を貼る方法
②と同じく、建物の小屋裏に入って、野地板の裏面(下面)にFP板を接着剤を用いて張っていく方法です。
野地垂木の間の野地板部分に張るので、垂木部分でFP板が途切れているので、断熱性能としては1番乏しくなります。
また、小屋裏に大工さん等の作業する方が入って施工するので、施工環境が良くなく手間もかかってしまいます。
あなたの家に一番合った断熱リフォームを行いましょう
1番手軽でよくある屋根断熱方法は、①の野地板の上にFP板を張る方法です。1番断熱性能が高い方法は、②の発泡ウレタン吹付けです。
発泡ウレタン吹付けは専門の業者が施工を行うので、とても綺麗に吹付けてくれますが料金は高価になってしまいます。
断熱という意味では②がオススメですが、コストの問題もございますので、金額が合わないようであれば①でも十分と言えます。
こういった事を踏まえて、あなたの家にとって一番良いパターンで塗装を行ってくれる会社に断熱リフォームは依頼する様にしましょう。